久しぶりに直球勝負の取材だった。
日本に帰国中と知って、取材を申し込んだ。
鵠沼ならば半日でインタビューは済ませられる。
「いえ、千葉にいるんですよ。来れますか?」
「うかがいますよ」えっ千葉かと内心。
「サーフィンしましょうよ」
「いいすね〜波ありますか」
聞きたいことは山ほどあるが、
ほぼ初対面の相手にどこまで
心を開いてくれるだろうか。
インタビューの前のサーフィンが重要だと思った。
サーファーはサーフィンできない奴と
サーフィンの話なんかできない。
私だって嫌だ。
ファインダー付きでRowデータでも撮れる。G5X
今回のポートレートで使用。
驚くほどの描写力を得られた。
初めて彼の存在を認めたのは
私がパイプラインへカメラを
持ってスイムアウトしたときだった。
波を待つサーファーの集団よりもはるか沖の
ディープなポジションに彼は浮かんでいた。
長年のデディケーションによって、パイプの
常連として認められた脇田氏。
さて、脇田氏はスパルタンなイメージだが、
一宮のガストで行ったインタビューは
爆笑の連続で思いのほか楽しかった。
今号が出版されて後、ぜひ読みたいと脇田氏から
連絡があり知人にハワイへ届けてもらう
ことになった。
「気がついたら6年も続いてたね」
とは本誌プロデューサーのGカッケル氏。
紙媒体が売れない時代にここまで続けて
来れたのは、読者の熱い支持に他ならない。
「李くん翻訳できる?」と井澤氏から電話を
いただきあっという間の6年だった。
最初は誤訳も多くそれでも我慢して使ってくれた
ジョージ&イザワ両氏には感謝感激雨あられ。
おかげで脇田氏のインタビューが掲載された今号も
好調だ。
次号からはいよいよデザインがリニューアル。
「ここまでこだわるか〜」が私の第一印象。
私の専用書庫もそろそろ一杯になってきた。
この先、このジャーナルを読むサーファーと
読まないサーファーに格差が起きると私は思っている。
その差は大きいだろう。
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