2017年3月4日土曜日

サーファーズジャーナル日本版の裏話「侍」

久しぶりに直球勝負の取材だった。
日本に帰国中と知って、取材を申し込んだ。
鵠沼ならば半日でインタビューは済ませられる。
「いえ、千葉にいるんですよ。来れますか?」
「うかがいますよ」えっ千葉かと内心。
「サーフィンしましょうよ」
「いいすね〜波ありますか」
聞きたいことは山ほどあるが、
ほぼ初対面の相手にどこまで
心を開いてくれるだろうか。
インタビューの前のサーフィンが重要だと思った。
サーファーはサーフィンできない奴と
サーフィンの話なんかできない。
私だって嫌だ。

ファインダー付きでRowデータでも撮れる。G5X
今回のポートレートで使用。
驚くほどの描写力を得られた。


初めて彼の存在を認めたのは
私がパイプラインへカメラを
持ってスイムアウトしたときだった。
波を待つサーファーの集団よりもはるか沖の
ディープなポジションに彼は浮かんでいた。


長年のデディケーションによって、パイプの
常連として認められた脇田氏。

さて、脇田氏はスパルタンなイメージだが、
一宮のガストで行ったインタビューは
爆笑の連続で思いのほか楽しかった。

今号が出版されて後、ぜひ読みたいと脇田氏から
連絡があり知人にハワイへ届けてもらう
ことになった。

「気がついたら6年も続いてたね」
とは本誌プロデューサーのGカッケル氏。
紙媒体が売れない時代にここまで続けて
来れたのは、読者の熱い支持に他ならない。
「李くん翻訳できる?」と井澤氏から電話を
いただきあっという間の6年だった。
最初は誤訳も多くそれでも我慢して使ってくれた
ジョージ&イザワ両氏には感謝感激雨あられ。
おかげで脇田氏のインタビューが掲載された今号も
好調だ。

次号からはいよいよデザインがリニューアル。
「ここまでこだわるか〜」が私の第一印象。
私の専用書庫もそろそろ一杯になってきた。
この先、このジャーナルを読むサーファーと
読まないサーファーに格差が起きると私は思っている。
その差は大きいだろう。
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