http://www.surfermag.com/instruction/frontside-hack/#LlQ1P2F36b5ORbP0.97
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(訳者まえがき)
新しいテクニックがどんどん生まれているモダンサーフィンだけど、突き詰めてシンプルにすると最後に残るのはターンじゃないのってことになる。フロントサイドとバックサイドの二つのターンだけでサーフィンは成り立っているのかもしれない。そのターンをパワフルにするためのケコア・バカルソのアドバイス。
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ケコア・バカルソによるハンマーの振り下ろし方
文、ジェフ・ムル
写真、バカルソ教授による大音響 撮影フリーデン
エアーやウィップ(ひねり技かな?)がプログレッシブなサーフィンだとしても伝統のパワーターンを忘れるわけにはいかない。ターンといってもバラエティーはさまざまだけど、ハワイのケコア・バカルソのターンはひときわ光るものがある。彼がそのコツを解説してくれた。
いい波を見つける
ビッグパワーターンを成功させたかったら、それ向きの波を捜すことだよ。トレッスルズなら最高だけど、そんないい波じゃなくてもあとはやる気でカバーかな。ハワイのハレイワはレールを使ったでかいターンには最高の波。そのハレイワで昔ロス・ウィリアムスがやったえぐるようなターンはクレイジーで今でも覚えているね。でもこのタイプの波でいいターンをするには腰の座ったしかもスピーディーなサーフィンが必要だな。波がすごく小さすぎると、いいターンは望めないよ。4-6フィートのサイズがいいんじゃないかな。
正しいボードを選ぶ
僕はコンケーブの入ったボードが好きだね。シングルーダブルのコンケーブがパワーサーフィンには向いているよ。その効果はバックフィンへの水の抜けがいいこと、波のフェイスに少しフィットするんだ。フィンを大きくすることもいいアイデアだね。忘れちゃあいけないことはスライドするんじゃなくて、波を二つに切り裂くというイメージだね。
ボトムターンで深い姿勢
これはすべてのサーフィンのテクニックにおいて必要なことだよ。とくに大きなカーブを描くときかな。僕はボトムターンで可能な限り低い姿勢を保つようにしている。これは何度も聞いていることだと思うけれどバネのように縮んで伸び上がる原理と同じことだよ。
波のフェイスではそのセクションをよく観察すること。波のリップやフェイスで後ろ足に荷重しターンの準備をする。ただし、しっかりとスピードに乗っていることがパワーターンでは一番重要だね。
すべては腰にある
ベストなターンは腰と体幹(体の軸)からはじまる。僕はその腰と体幹を開く(進行方向に向く)ように集中する。そしてその腰と体幹がターンをリードするようにしなければならない。レールを使い、後ろ足のグリップを維持させながら沈めるように可能な限りプッシュする。そのあいだも腰は開きつづける。要するに常に腰を開きつづけて後ろ足をハードにプッシュするということ、パワーターンの基本です。
膝を曲げて体幹はボードの上を維持する。
これは言うまでもないこと、ターンを改善したいと思っているサーファーは忘れてはいけないことだよ。つねに膝は曲げて体幹はボードの上にあること。すべての調和がとれてフローすればスタイルはおのずと完成する。両腕もつねに体と連動しなければギクシャクした感じに見えてしまう。
バカルソのフッテージも必見です。
何度も見てイメージを高めよう!
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