2017年4月29日土曜日

サーファーズジャーナル日本版26-1、読みどころその二


Neptune Alley
サーファーっていう言葉はここらへんから始まっている。

今号のジャーナル。フォトグのポートフォリオは二つあります。まずはラホヤのジョン・フォスター。リチャード・ケンビンが序文を書いてますが、サンディエゴのサーファー達の勢力図はそんな感じだったのね〜とふむふむです。この記事でミッチズのサーフショップの存在理由もよくわかった。でも借金踏み倒した奴多いと思うな〜。最初のページの小さなウィンディアンシーのショット。たまらなく良いね。KRの色とコントラスト。パンチラも可愛いしね。ジャーナルならではの記事。



Heavy sea Rating
ジョナサン・パールマンの半生

ショーン・トムソンが上手いって言うんだからそれ以上の説明はいらないよね。ジョナサン・パーマン、パールマンって発音するのが正しいのかな。ずっと昔から南アフリカにそのすごい奴がいるって僕も話は聞いていて、やっとその人となりを知ることができました。サーファーの人生ヒストリーを読むのが好きな方には一押しの記事です。J-ベイがメジャーになる前にそこでキャンプして魚を銛で突きながら長期滞在し。Jベイの波を乗りつくしただけでなく、南アフリカのビックウェーブで修行を積みハワイに行ってもどうってことなくサーフしたそうだ。しかもサーフィンをやり尽くしてからは自分の理想とするカタマランを建造してビジネスの軌道に載せたという。Jベイの黎明期に特大オフザリップかまして周囲の名だたるサーファーたちを黙らしたというのも納得。こんなサーファーちょっといない。


A Graceful and Perfumed Rage
サーファー、リサ・アンダーソン
「チャズはリサに惚れたでしょ」とはトシのつぶやき。たしかにチャズ・スミスの記事を読んでみると、チャズはリサにイチコロって感じです。リサを愛でるチャズと眼中に無しみたいなリサとの温度差をエリツィンの訳が上手に表現してます。リサ・アンダーソンは君よりもサーフィンが上手い。本当にうまいっす。リサとウェンディ・ボサのライバル対決がウイメンズのサーフィンのレベルをグッと引き上げましたね。記事の構成が秀逸です。
もう普通のサーフィンの写真は飽きたなって言ったら怒られるかな。ぺこり





The Maturation of Cloud Nine
末路か発展かそこが問題だ。

この記事、ジャーナルの読みどころとしてかなりな「肝」になります。というのも原題のMaturationは訳すると熟成
という意味なのです。廃退や化膿という意も含まれています。でも日本題は「末路」となりました。有名になったクロード9に人が押し寄せて、もう終わってしまった。という内容ではあるものの、実はそこに訪れる観光客がサーファーだけでないことに筆者は注目しているんです。一般の観光客が増えて村の財源が豊かになった。かつては幼児目的の変質者しか訪れなかったような殺伐とした村が、今では観光収入で栄えて村人に笑顔が戻った。サーファーは増えて混雑したけどでもそれは悪いことばかりでもないんじゃないか、という問いかけがこの記事には含まれているように感じます。











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