2018年7月17日火曜日

ザサーファーズジャーナル日本版の読みどころ27-2

ザサーファーズジャーナル日本版27.2の読みどころ その一

CuttingEdges

サーフィンをアンダーウォーターから撮影するスタイル。きれいですね。この種の撮影はデジタルカメラの登場で大きな恩恵を受けました。ISO感度を上げても高精細な画像が可能になったからです。この記事の写真はフィッシュアイレンズで撮影しています。フォーカスはおそらくオート。被写体との距離は30~50cmくらいでしょう。裸眼ではぼやけてしまうから水中めがねも必要です。何れにせよ水の透明度が作品のクオリティーに影響を与えます。マットジョージ的視点の解説がまた面白い。翻訳する側にとっては難解で時間が掛かりましたが、ジョージカックルからOK牧場いただいています。リョウ彦とあるのは誤植です、笑


GringoX

サーファーは放浪者。ある者は理想の波を求め、そこが最果ての地であろうとも骨を埋める覚悟で己の人生を波に捧げる。この記事に登場する男もそんな1人。やっぱりね~波の魅力に取り憑かれたら、目指すはクウ・ネル・サーフです。サーフ・スリータイムス・デイリーです。これはチリに理想の波を発見したリアルサーファー・グリンゴXの人生ストーリー。


Return to Stone Break

幻のサーフ映画「Stone Break」がリメイクされて話題になっております。諸事情でリメイクは不可能と思われていましたが、関係者の努力によってついに蘇りました。そのオリジナルやリメイク版の製作秘話をプロデューサーで本誌の統括編集長の井澤聡郎が解説しています。


Soundings

ブームは衰えず。レトロツインが流行ったながれからだと思うけど、MRタイプのツインフィンにサーファーの興味が偏りはじめましたね。レトロに乗っているとテールをもう少し絞って~とか、キールフィンのベースを短くしたらどうかなあ~とサーファーなら誰でも思うようになるのはノーマルでしょう。MRのツインフィンは、トライフィンの登場で時代遅れというレッテルを貼られてしまいマークさんは不本意だったと思う。だから再評価されはじめた最近のトレンドには僕も拍手を送りたい。ツインフィンフィーバー復活です。インタビューに登場するシェーパーたちのコメントが個性あふれています。サーフボード・デザインに興味がある方はぜひ。

Interview : リッチーコリンズ

「あんたもサーファーだねえ」と肩を叩きたくなる奴。ファッションもサーフィンもネオンでトンガって時代の寵児となったリッチー・コリンズ。(多分)あの人は今的なインタビューです。ウェーブツールスに憧れた世代には懐かしいインタビューです。敬虔なキリスト教信者だとは知らなかった。人は見かけで判断してはいけません。ちなみに今号の記事サウンディングスに登場しているランス・コリンズはリッチーの父親です。

Essay:さらばラスベガス

サーフィンと実社会の狭間で揺れる現代のサーファー。良い波に乗るために、みんなそれぞれ努力&工夫してます。コロンビア出身のホセ(著者)もさまざまな紆余曲折を経てサーフィンと出会い、人生の潤滑油として波を楽しんでいます。そんな彼の独り言がこの作品。ヒスパニック系アメリカ人の悩みや葛藤がこのエッセイを読むと伝わってきます。

Rocket to Rockway

70年代後期に登場した「パンクマガジン」という本の話。ラモーンズってなんだっけ?たしかパンクバンドだったな。とにかくジョーイ・ラモーンというロッカーがサーフボードと登場しコミックモンスターと戦うというあまりジャーナル的には「?それで?」感が強いけど、まあニューヨークの最先端だった雑誌にこんな記事があったんだぜい。ということが判ればそれでよしとしましょう。

Portfolio : John Respondek

現在38歳ですでに20年のキャリアがあるレスポンディック。オーストラリアの波に相当鍛えられているようです。作品はもちろん秀逸です。サーフフォトグラファーとして成功する要因に良いサーファーとの出会いがあります。クレイグアンダーソンやオジーライトなんかともつるんでフォトセッションしているところをみるとかなりいいポジションで仕事をしているようですね。うらやまし〜2人は僕も撮ってみたいです。デジタルで簡単に写真が撮れる時代にはなったけれどそれでもやはりカメラマンの技量は不可欠です。まあ当然だけどサーファーに認められてナンボの世界ですからね。

















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