米サーフィンに面白い記事が載った。名シェーパーとしてこのサーフィン世界に名を轟かすマット・ビオロス(メイヘム)とダレン・ハンドリー(DHD)の会話だ。どこかのバーでビールを飲みながらっていうのがニクイ演出だね。気になった発言をいくつか紹介してみます。まとまりのない文章ですがサーファーなら理解できるでしょう。ご容赦ください。
ホームブレイクについて
彼らのホームであるロアーズとスナッパーはシェーピングキャリアに大きな影響を与えたという、
ロアーズはサーフィンのキャンバスとしてはパーフェクトでサーフボードの微妙な性格をも読み取ることができる、またスナッパーも同様で一本の波で20回のターンが可能だ。ASPのドリームツアーが始まったおかげで、2フィートの風波からパーフェクトなホローウェイブで多く戦われるようになった。それによって求められるサーフボードも変わった。
左が…lostのマットビオロス、右がDHDのダレンハンドレー
photo: steve sherman
サーフボードについて
トップサーファーたちは新素材に積極的ではないという、なぜならば長く慣れ親しんだフィーリングを大切にしたいからだ。彼らが求めているのはストリンガーがあるノーマルなフレックスで、それが快適だからだ。だが若い世代は変わった物を求めたがる傾向があるから、今彼らが試している材質が将来スタンダードになる可能性はある。
トップサーファーはサーフボードにニュートラルな感触を求める傾向が強い。
トップサーファーはサーフボードにニュートラルな感触を求める傾向が強い。
毎年コロヘには150-200本のボードを供給していて80%が戻ってくる。ミックは年間100本。コロヘはエアーを積極的にするのでサーフボードにダメージを与えやすい。そんなにとDHDが驚くとマットは親父がいつも近くにいるからと笑った。
ケリーのツアーでの存在はあらゆる意味で特別になった。すでに失う物はないケリーは、ツアーの退屈さを解消するために、その場を実験室としてサーフボードの開発に取り組みはじめた。その取り組みは大きな影響力を与えている。
photo:stuart gibson
マジックボードを複製できない理由
全く同じボードを10本シェープすることはできるけれど、完成までには8っの行程を経なければならない。同じシェープでもフォームのストリンガーが違えばフレックスも異なるし、フォームの発泡も変わってくる。だから全く同じボードをシェープしてもフィーリングが違うことは起きる。
サンディングマンが夫婦喧嘩をしてきたり、フォームの発泡担当が二日酔いでも製品に影響を与えてしまうのだ。
ボードだけでなく乗り手のサーファーにもいろいろある、良い波に乗れなくて「良くない」と返却され、数ヶ月後に
同じボードをこっそり勧めてみると「これ最高だな」ってことも(笑)
photo:stuart gibson
将来のサーフボードデザインで重要になってくるのはフィンとフレックスだ。
たとえマジックボードだとしてもフィンがお粗末ならば十分には機能しない。
シェイパー同士の関係は商売仇でライバル、友だちでもあり尊敬しあってもいる。それはツアーで戦うサーファーたちと同じだ。
総じてサーフボードデザインはかなり行きつくところまで行っているようで、デザインの新開発には二人共にあまり関心が無い模様です。それにかなり忙しくて時間も無い、シーズンが終わっても二人のところへは次のシーズンのために大量の注文が入るからだ。
reference book ; Surfing Jan 14,2014
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