2014年4月5日土曜日

キング・ケリーが考える栄養について

 なんだったのかもう忘れたけれど、ケリーがブログかなにかのHPに栄養について書いたコラムです。シアという栄養食品の広告でもありますが、いわゆる食べてもいないのに食べてるという類いの話ではないので訳してみました。若干、原文には沿ってはおりませんがご了承ください。 

 
 私が食事に気をかけるようになったのは、20代前半になってからだった。もし十代のときに適切な食生活を送っていたらもっと素晴らしい恩恵を授かっていただろうと思う。食生活と健康の因果関係を明確に示すことはできないけれど、私自身、旅行や試合と共に年齢を重ねていくなかで何を食べるかは重要度を増していった。プロフェッショナルアスリートとしての自覚があるならば誰であろうと常に最適な食事を求めていなければならないし、栄養について疑問を持つようでは失格で、できるだけ速やかに食事について取り組む必要がある。
 私が栄養について真剣に考えるようになったのは、あるヘルシーフードの店でたった1ドルで買ったカセットテープだった。その題名は「“Dead Doctors Don’t Lie.”」というもので食物と身体の関係や、生活習慣病について知ることができた。バランスの良い食生活について真剣に考えるようになったのはそのときからだった。2003年に癌でこの世を去った私の父だけでなく、すでに多くの友人が病気でこの世を去っている。そんな不幸と出会う度に私は健康の重要性と、長寿のためには慎重に食べる物を考えなければならないと痛切に思うようになった。そのような理由もあり買物をするときには製品に記された成分表を読むようにしている。これは非常に大切なことであるし、そのようなことに無関心でいる人がいることが今では考えられない。
 私はクリーンな食事を心がけている。それは一度で過多(もしくは過食)な種類の食事を摂らないということだ。また一つの栄養素についても多種類の食物から摂るようにしている。たとえばタンパク質を摂取する場合、一種類の食物からタンパク質を摂取するべきではなく、さまざまな食物からタンパク質を構成するアミノ酸を摂らなければならない。
 ここ数年、私はチア(シソ科の種子)を食べている。昨年ハワイの友達が教えてくれたのだが、ココナッツジュースにシアを混ぜて一晩寝かせ朝食として摂るとオメガ3やアミノ酸を効率よく摂取できると教えてくれた。私はそこに小果実やナッツを加えて食べている。
 脂肪という言葉を聞いたとき人は肥満を連想するだろう。アメリカ人は世界で最も低脂肪の食事を摂っているが、病的肥満も世界一だ。そこにはなにかしらの因果関係がある。脂肪は脳や消化器官や関節には重要な栄養素だということに人々は気付いていないのだ。また脂肪と言ってもさまざまで、ココナッツやアボガド、そしてチアにも脂肪が含まれる。だがこれらは加工食品とは異なり、大地で育ったすばらしい健康食品なのである。
 食物がどこで作られたかを知ることは重要だ。ザチアカンパニーThe Chia Companyの農園を訪れたときそこで私はいろいろなこと学んだ。農園の水や灌漑システム、そして乾期と雨期。だがなにより印象深かったのはそこの農業に従事する人々と彼らの栽培にかける情熱だった。情熱が掛けられない仕事なんて私にとっては意味のないことだし、そのような商品を私は推薦しない。情熱を持って生きる人々と共に在りたいと私は願っているのだから。

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