2014年6月2日月曜日

ミニシモンズ。過去未来現在〜♬〜つ〜かシモンズだってこと忘れてた。

 ミニシモンズを借りて最初に乗った波が由比ケ浜のオンショアマッタリウェーブ。
 4'11"というと「ミジケー!」と思われる人が多いだろうけど、巾も厚みもロングボード
みたいなボリュームがあるからパドルもテイクオフ全く問題は無い。でも短くて巾があるからテイクオフして立つとちょっと変な感じが若干あった。でももともと僕はロングとかレトロツインに普段乗っているから問題無し。それからも数回、腰くらいの波で乗ったが感触はフツーのファンボード。総括すると問題アリマシェン!「見た目より乗れる」「けっこう楽しい」という前評判に偽り無しです。気になる方はオーダーフォームで早速注文しましょ〜♪ サイズは5'10"くらいでも良いかもですよ。

元祖シモンズ、長さは10フィートくらい
でバルサのコンポジットにファイバーグラス
がラミネートされていると思います。
元祖ツインフィンでもあります。

 ところがこのミニシモンズのイメージが刷新された事件が起こりました。あるリーフブレイクのオーバーヘッドの波で試したときの事です。結論から先に言うと、信じられないスピードを体験しました。僕がよく乗るレトロツイン系のボードは加速性が良いんです。だから加速性は良いだろうなと予測はしていました。そころがこのミニシモンズは思っていたよりさらに速いです。あまりにスピードが出過ぎて、おいしいセクションを通り過ぎてしまうので、ボトムで深めにターンして、少しじらしてからフェイスにレールをセットするとそこから「ドカン!」とまたカッ飛び!
 「ウヒョー」って感じ、あの加速感は未体験でしたね。

 そこで思い出したのが50年以上まえに誕生した元祖シモンズはスピードボードを主眼としてデザインされていたってことでした。(写真上記参照ください)
ボブシモンズによるマリブのビッグディで、かっとびの図

 この写真はシモンズをデザインしたボブ・シモンズによるマリブでのサーフィン。いかにカッ飛びかは、この白いラインにご注目いただきたい。波のサイズはダブルオーバーヘッドあるかないか、かな?どうです?マリブのエピックな日、当時としてはビッグディですね。当時このサイズの波をやすやすとメイクできたのはボブ・シモンズとこのボードだけだったかもしれないです。その元祖シモンズをショート化したのがミニシモンズですから加速性能は受け継いでいるわけです。でも元祖シモンズは当時かなり批判の的となっていました。ボブがシェーパーとしての実績が無かったことや、加速性はあるが回転性についてはかなり劣っていたからです。実際のところミニシモンズにもその血筋が受け継がれていて小波の低速ではまあターンはできるものの、パワーのある波に乗り、加速してからテールをスライドさせたカットバックをしようとすると制御できなくなります。そこは乗り手の技と慣れでカバーするしかないかなあ〜?ここをもうチョットこうすればという気持ちが湧いてきますね。サーフボードを初めて理論的に分析しデザインを再構築したと言われるボブ・シモンズ。彼の理論を図らずも私は体験したということになります。

僕の華麗な?ライディング映像の代わりにミニシモンズの火付け役であるリチャードケンビン達の映像をご覧下さい。スマホだと見れないかな?




  
 
 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿