2016年2月2日火曜日

サーフィン上達法(1)正しいボードの選び方

 僕は人生のほとんどで間違ったボードを選んできていた。プロサーファーなのに変だと思うだろう。僕は普通のスラスターしか乗ってこなかったんだ。それでサーフィンが退屈になってしまった。ボードに対する考えが偏っていて、それを変えようともしなかったし無駄だと思っていた。でも変化が訪れた。あるとき友達がボードを貸してくれたんだ。それはエポキシで短くて厚みがあった。でも乗ってみたらカローラとフェラーリを交換したような驚きだった。マジックボードを追求するという新たな風が僕に吹いてきたのだ。この面白さを君にも知ってもらいたい。今からボード選びのよくある失敗を君にアドバイスしたいと思う、ボードをオーダーするときの参考にしてもらいたい。
ジェシー・マリー・ジョーンズ

プロの使うボードには乗るな

 多くのサーファーがこの失敗を犯している。プロと同じボードなら彼らみたいに乗れるんじゃあないかと思ってしまうんだ。どうしてもプロのモデルに乗りたかったらボリュームを増やすことを勧めるね。ケリーやシーバスがタバルアで調子よく乗ったとしてもそれを君がハンティントンビーチで調子よく乗りこなすことは無理なんだ。プロのボードは超薄くて幅も狭い、しかも巻きは4ozのみ。まあビーチで持っていれば格好いいだろうけどね。水の中では役立たずだよ。

君のボードは小さすぎる

よく見かけるミステイクのもう一つが小さすぎるボードに乗っている人が多いということだ。パドリングが遅いのに小さいボードに乗ってテイクオフに苦労しているんだ。適正な浮力のボードを選ぶことが大切だ。僕が目標にしていることは労力を最小限にしてより加速すること。そのために必要なことは自分にとってマジックともいえるボリューム(体積もしくは容積)とサイズを発見することなんだ。ボリュームについては最近シェーパーたちが最も関心を寄せている事項でもあるんだよ。でも多くの人はこのことに関心を寄せていないよね。しっかりした浮力が良く機能するボードの条件だとジョン・ファイゼルも言っている。ボリュームのマジックナンバーを知ることができれば、たとえばフィッシュから最新のパフォーマンスに乗り換えても浮力で苦労することはなくなる。その上でさらに自分にとっての基準といえるボードのサイズを知っていれば、ボード選びの失敗は無くなるだろう。

シェーパーとの関係をしっかり築こう

これはすごく大切だね。まあどんな仕事においても人との付き合いは大切だ。ローカルシェーパーと知り合い、ボードについて話をしよう。正直に自分のサーフィンを彼に話すんだ。体重についても正直に、そしてボードについてのこともね。でもすぐにマジックボードが手に入ると思わないほうが良い。でもシェーパーとの関係を築き上げながら君のサーフィンのフィードバックを彼に伝えていくんだ。それが良いボードを手にいれるのには重要な要素となる。ジョンジョンとファイゼルの関係はパーフェクトな典型だ。

個性の違ったボードにもトライしよう

シェーパーとの重要性は理解できたと思うけど、直球だけでなくたまにはスローカーブを投げるのも大切だ。全く異なるボードに乗ってみて波にどう反応するか知ることは新しい発見なんだよ。同じシェーパーのスタンダードなスタスターを乗り続けていたら、思い切ってフィッシュやファンボードに挑戦してみたらどうだろう。

新しいボードはまずは良い波のときに乗ろう

新しいボードを手に入れたら、最初は波の良い時にそれに乗ろう。第一印象は重要だ。超しょぼい波のときに初めてそれを使うのは良い考えとは思えないね。食べて不味かったらもう口に入れたいとは思わないだろう。良い波で乗ればそれが当たりか外れかも正確に知ることができる。

マジックボードは迷信じゃない

もしマジックボードを手に入れたら大切に扱おう。シェープマシーンがこれだけ発達した現代でもマジックボードをコピーするのは不可能なんだ。マジックボードは君のサーフィンに対する考え方さえも変える力がある。その自信は試合にも影響を与える。つまらいセッションを楽しいセッションに変えて、忘れられない思い出にしてくれる。もしその宝石を手に入れたなら大切に扱おう。ツアーの選手たちに言わせると「このボードは冷凍保存しておこう」となる。

http://www.surfermag.com/instruction/how-to-surfboard/#y3g45RqbZBGgXr9P.97
















 

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