2016年3月29日火曜日

ケリー・スレーターの本音、ちょっとスランプみたいね〜


オーストラリア、トラックスマガジンより


Photo from WSLsurannpu 


「今日の四つのヒートであいつらに賞金を掛けていれば一儲けできたね」マイケル・ボーレスに敗れたケリーは、同ラウンドのパーコやジョンジョン、メデイナたちの敗北をそう皮肉った。

ケリーはまだメジャーな試合で勝つことができるという幻想のなかで試合に臨んでいるとい論争がある。また一方ではケリーのビジネスへの挑戦が試合での勝利を遠ざけていると見る意見もある。
そんななか、ケリーは波が良くならないと最近は彼自身のモチベーションが上がらないという事実を認めた。

「ヒートに負けるのは悔しいね、、、でも以前、僕はチャレンジを欲していた。毎朝起きるたびにチャレンジする気持ちが僕をプッシュしていたんだ。
フリーサーフィンのときもチャレンジすることに取り憑かれていたね。でも今はそういうフィーリングは無いんだ」と彼は引退とも受け取れるような発言をした。
「波が良くて試合のプレッシャーも無い、サーフするだけそんなヒートになれば良いなって思うよ。でもどうだろう、少し負けて期待に添えなくて、それが気になってしまってるとか」

「正直なところ、ここ数年ワールドタイトルという目標をにらんでいるという感じではないんだ。なんとかしなくちゃあという気持ちはあるけど中途半端な感じだね」とケリー。

44才にして世界タイトルを11度、CTでの勝利が54回。この記録がサーフィンの歴史でもっとも成功した男の最終結果となるのだろうか?

(黙考)「さあね、それ(引退)についてはもう15年くらい考えているよ」(笑)母親にもメールで言われた「そろそろ考えたほうが?でもそう言われてカムバックしてワールドタイトルを取ってしまったからね。挑戦しなければすべては不可能なんだ」

「ツアーに僕の年齢で戦っている人はいないんだ。もうこの年齢では勝てないと当たり前のように言われると、じゃあやってやろうじゃないかと体を健康に保って目標を設定してと燃えるんだけどね。でもねじっさいのところ僕はいま長期のスランプにおちいっているのさ」

いまのツアーについてスレーターは誰にもチャンスが訪れるような状況にあるという。
「先日のゴールドコースでは誰にでも勝つチャンスがあったよね」ルーキーや怪我でのワイルドカードたちもワールドタイトルを狙っている。

18才の最年少カノア・五十嵐が生まれたとき、スレーターはすでに4度目の世界タイトルを手に入れていた。


「ハングリーなルーキーや下積みの長い選手はいまこそチャンスって考えているんだ」とケリー。「勝負はすべてジャッジの採点で行われる。そこには依怙贔屓(えこひいき)があるんじゃあないかって誰もが思う。でも負けない選手はいないんだ。有利な立場からジャッジの喜ぶようなサーフィンをすればとりあえずは勝てるかもしれない、でもね攻撃的でないサーフィンはいつかは負けるのさ」
(訳者注、完訳ではなく意訳です。)

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